かれこれ8年ほど前になりますが、エジプトに旅行に行きました。
灼熱の国、広がる砂漠は私の希望を叶えてくれましたが、はりきりすぎたせいか熱射病でダウンしてしまいました。
まだ滞在期間は2週間ほど残ってたのでダハブという紅海に面するリゾート地に向かいました。
着いた先は海しかない小さな村でした。
ただ、各国のバックパッカーが多く活気がありました。
砂浜から続くビーチはなく、波もほぼない凪の海でした。
しかし、これが紅海を世界最高と言われるスキューバスポットにしているということが潜ってからわかりました。
波がないので水温は一定に保たれ、サンゴが竜宮城のように(こう表現するしかありません)私を迎えてくれました。
特にブルーホールと言われる名物スポットでは、真っ青で何もない中を泳ぐので、宇宙にいるような感覚に陥りました。
その後、日本やハワイなどで数回潜りましたが、ダハブを潜った後だと感動が小さくなります。
各国のバックパッカーと一緒に潜ったんですが、英語やフランス語、アラビア語がわからなくても海の中ではハンドサインで会話ができます。
もちろん、複雑な会話ではないのですが、「楽しい」、「すごいきれいだね」、「空気は大丈夫?」、「向こうに行こう」など言葉を使うよりもハンドサインとゴーグルの中からのぞく顔の表情で語り合った気がします。
きれいな海と潜った後に食べたサンドイッチの味が今でも忘れられません。
今度もう一度行こうと思っています。