楽しかった串本での講習

10年以上前、夫にすすめられてスキューバダイビングのライセンスを取得することになり、時間と費用を検討して折り合ったダイビングスクールに申し込みました。

説明会の後、インストラクターと他の講習参加者とで、和歌山県の串本へ一泊の実習合宿に出かけました。

ハイエースに機材を積み込んで全員が乗り込み、大阪からわいわい言っているうちにあっという間に現地に到着しましたが、そこは私から見ると「暴風雨」といって良いくらいの雨と風でした。

実習は中止かな?と思ったのですがそのような気配はなく、ダイビングスーツに着替えて浜辺におりると、海中に一人で立っていられないほど波が渦巻いています。

泳ぎには不安のない私もこんな海で深みに引き込まれたら帰れないかも、とこわくなるほどだったのですが、他の参加者の中には、まったく泳げない勇者もいると知って驚きました。

みんなで輪になってしっかり手をつないで、浅瀬といえども透明度の低い海中でスリル満点の講習一日目を終了しました。

宿に戻ってお風呂に入って、みんなで夕食を囲む頃には気分は修学旅行でした。

参加者は私より若い人たちばかりでしたが、みんな気さくに打ち解けて、インストラクターの方とも話がはずみました。

夏はスキューバ、そして冬はスノーボードのインストラクターをして、一年中旅をしている、と聞き、大変そうだけど、楽しそうでちょっと良いなぁ、と印象に残りました。

翌日は、打って変わって快晴の空の下、はじめての海中散策を満喫しました。

雨上がりでまだ透明度は高くなかったけれど、インストラクターが教えてくれてオトヒメエビを見ることもできたし、最高の時間を過ごすことができました。

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