月別アーカイブ: 2015年2月

海の小さな生き物

ダイビングでは大物に出会うとわくわくしますが、サンゴや岩のすきまに珍しい生き物や、かわいらしい生き物を見つけた時もほほえましく嬉しい気持になります。

国内で私の一番好きなダイビングスポットは高知県の柏島です。

柏島は日本沿岸で確認される魚の3分の1にあたる約1000種の魚が生息しているといわれていて、他に類を見ないほど魚種が豊富な海です。

柏島では毎回小さなかわいい魚に出会えるのですが、私が1番好きな魚はハコフグの幼魚です。

鮮やかな黄色に黒のドット柄、箱型のぽてっとした体、ほうきのような形の不釣合いに小さい尾ひれ、おちょぼ口ととぼけたようなかわいい目。

なんともいえないかわいさです。

最近の出来事で印象に残ったのは、小さなタツノオトシゴにであったことですかね。

あるときは潮の流れに身をまかせて海のなかをゆったりと漂い、またあるときは尾っぽを海草やサンゴに巻きつけて立っています。

とぼけたようにとんがった口と、きょとんとした真ん丸い目がなんともかわいいのです。

サンゴのすき間に白と黒の縞模様の乙姫エビを見つけたこともあります。

しかし小さいながらも1番インパクトがあるのはウミウシかもしれません。

大きなカタツムリから殻を取り除いたような不思議な形に青やオレンジや黄色など鮮やかな色彩をまとっています。

まるで海の宝石のようです。

2本の触覚の先端にも色がついています。

小さくてユーモラスで美しい生き物達に出会えると本当に嬉しいです。

エジプトに竜宮城!?

かれこれ8年ほど前になりますが、エジプトに旅行に行きました。

灼熱の国、広がる砂漠は私の希望を叶えてくれましたが、はりきりすぎたせいか熱射病でダウンしてしまいました。

まだ滞在期間は2週間ほど残ってたのでダハブという紅海に面するリゾート地に向かいました。

着いた先は海しかない小さな村でした。

ただ、各国のバックパッカーが多く活気がありました。

砂浜から続くビーチはなく、波もほぼない凪の海でした。

しかし、これが紅海を世界最高と言われるスキューバスポットにしているということが潜ってからわかりました。

波がないので水温は一定に保たれ、サンゴが竜宮城のように(こう表現するしかありません)私を迎えてくれました。

特にブルーホールと言われる名物スポットでは、真っ青で何もない中を泳ぐので、宇宙にいるような感覚に陥りました。

その後、日本やハワイなどで数回潜りましたが、ダハブを潜った後だと感動が小さくなります。

各国のバックパッカーと一緒に潜ったんですが、英語やフランス語、アラビア語がわからなくても海の中ではハンドサインで会話ができます。

もちろん、複雑な会話ではないのですが、「楽しい」、「すごいきれいだね」、「空気は大丈夫?」、「向こうに行こう」など言葉を使うよりもハンドサインとゴーグルの中からのぞく顔の表情で語り合った気がします。

きれいな海と潜った後に食べたサンドイッチの味が今でも忘れられません。

今度もう一度行こうと思っています。

スキューバダイビングと感覚

スキューバダイビングは、長時間水中に潜ることが可能なダイビングの手法です。

スキューバダイビングの最中、人は地上では決して味わうことのできない感覚に包まれるといいます。

その地上では決して味わえない感覚を生み出す原因は何でしょうか?

人は、地上で生きている限り重力という力には決して逆らえません。

人は地に足をつけ、自らの重みを感じながら日々を生きています。

では、スキューバダイビング中はどうでしょうか?

スキューバダイビングは、当然、水中で行うもので、人体が水に包まれた場合、水による浮力が発生します。

この浮力こそが、スキューバダイビングの最中でしか味わえない感覚の源となっているのです。

浮力を受けた人体は、その浮力によって一時的に重力か解き放たれます。

水中では地上と違って海底から浮いた位置に留まることも、上に向かって浮き続けることも可能です。

宇宙飛行士は水中で無重力状態のための訓練を行うという話を聞いた事があります。

つまり、スキューバダイビングとは、ある意味で無重力を体験する宇宙飛行士のような体験を行うことが出来るダイビング法なのです。

スキューバダイビングの利点の一つに、空気ボンベを利用するため自由で、比較的長い時間海中を体験できるという利点があります。

これは、スキューバダイビング独特の感覚をしっかり体験するためには重要な利点となります。

その昔、宇宙で無重力を体験するツアーには一人2000万円かかると言われていました。

しかし、スキューバダイビングなら、それよりも安く、手軽に重力から解き放たれた自由を体験することができるのです。

スキューバダイビングと沖縄

スキューバダイビングを日本で行うなら、何処へ向かうのがよいでしょうか?

その答えは、日本の南端、沖縄です。

沖縄でスキューバダイビングを行う最大の利点は、何といってもその美しい海中の風景にあります。

透き通る海に、荒々しい自然が生み出した芸術的とも言える海底の地形、そして、そこで生きる鮮やかな生物たち。

沖縄はスキューバダイビングを行う者達を魅了しつづける魅力を秘めた海を持っています。

沖縄でダイビングを行うのなら、サンゴを見るべきでしょう。

サンゴは装飾品にも使われるほどの美しい物ですが、海中で生きているサンゴは装飾品となった後の姿とはまた違う美しさを見せています。

また、沖縄でスキューバダイビングを行う利点はそれだけではありません。

沖縄の海は他の日本の海に比べて赤道に近い位置に存在するので、年間を通して暖かい海となっています。

暖かい海でスキューバダイビングを行うと、体温の消費が少なく、比較的楽にスキューバダイビングを行うことができます。

この利点が最大限に生きるのは、日本の他のダイビングスポットではダイビングが行われにくくなる冬場にあります。

沖縄の海は冬になっても20度前後という温度なので、スキューバダイビングは可能です。

冬場に日本でスキューバダイビングは行えないかと考えている人は、是非、沖縄へと行きましょう。

冬場にスキューバダイビングを行う利点は、夏場と比べて観光客が減っているという点にあります。

落ち着いたスキューバダイビングを行いたいならば、冬場を狙いましょう。

スキューバではじめて見た「青」 一生忘れない…

私は、昔から体育の時間が大嫌いで運動オンチです。

そんな私でも楽しめたのがスキューバダイビングです。

沖縄県の宮古島を友人と2人で訪れ、生まれて初めて、スキューバダイビングを体験しました。

毎年旅行でいろんな場所を訪れますが、多分、見た海の中の「青」は一生忘れないでしょう。

体験は、よくある地元のマリンスポーツ体験の業者に申し込みました。

スキューバダイビングは難しそうとか、資格が必要とか、ハードルが高い印象をお持ちの方も多いと思います。

私もそうでした。運動神経も悪いし…でも、チャレンジしてみたら、意外と簡単でした。

当日はまず、港に集合してウエットスーツを借り着替えます。

下には水着を着ておきます。

そして小型船に乗り込み沖へ。

トイレ付きだったり、直射日光を避けられる屋根付きだったりする船だと、過ごしやすいと思います。

そしてポイントにつくと、教わりながらボンベを背負います。

私が一番つらかったのはここ。

ボンベが重いんです…背中から後ろに転びそうなくらい。

しかし海に入ってしまえば関係なくなるので、一瞬の辛抱です。

海に飛び込み、船から垂れている綱を握り、こぶしを1つずつ、下へ下へとずらしていき、ゆっくり沈んでいきます。

ボンベはインストラクターの方が調整してくれるので、私はただ沈んでいくだけ。

いよいよ、海の中の世界に突入です。

船の上から見る海もキラキラとして美しかったのですが、そこでみた海の「青」は、透明で、でも、深くて。

言葉にできない美しさでした。

そしてサンゴや大小さまざまの魚が迎えてくれるのです。

地上では絶対に見られない世界です。

水中で記念写真も撮ってもらい、大切にアルバムに挟んで見返しています。

いざ幻想世界へ

マリンスポーツの代表ともいわれるスキューバーダイビングですが、その魅力は何と言っても美しい海の中で、色とりどりな魚やサンゴを間近で鑑賞できることです。

そして重力から解放された浮遊感と、海水を通した光の淡いブルーの視界と光の揺らめき。

何とも幻想的な世界へ私たちを導いてくれます。

スキューバーダイビングは泳ぎが得意ではない方でも楽しめるスポーツでもあります。

もちろん得手不得手はあり、最初からほぼ自由に動き回れる方も居れば、体が浮いてしまいなかなか上手く潜ることができない方も居ます。

ですが、初心者には必ずライセンスを持った指導者が付き、安全に海中遊泳を楽しめるようにサポートをしてくれます。

ツアー会社やダイビングスクールの体験コースに申し込めば、ウエアや器具も借りられますし、装着のお手伝いもしてくれたりします。

一番最初の器具や用語の説明はちょっぴり退屈かも知れませんが、安全に楽しむ為には大切な行為です。

体験コースで楽しんだら、Cカード取得を目指してみるのも良いかと思います。

Cカードは一般的にはライセンスの呼び名で認識されているようですが、Cカードはあくまでも認定証であり、ライセンスですと免許証の意味になってしまうので、正しい表現とは言えません。

Cカードを取得すると、ある程度自由に水中へ潜ることが許されるので、ダイビングの楽しさを更に実感できるかと思います。

スクールによってCカード取得基準に差異があり、国内でのみ有効の場合もありますが、WRSTC正式加盟組織では世界基準を使用しているので外国でも有効な認定となります。

まずは気楽に体験ダイビングで海の魅力を味わってみませんか。

スキューバダイビングとライセンス

スキューバダイビングを行いたいと思って、スキューバダイビングで有名な海へ行ったとしましょう。

あなたは、すぐにその海でスキューバダイビングを行う事が出来るでしょうか?

残念ながら、そうはいきません。

スキューバダイビングを行うためを装備を手に入れるには、スキューバダイビングの『ライセンス』が必要になるのです。

何故、スキューバダイビングにライセンスが必要なのでしょうか?

それは、スキューバダイビングを行うためには、いくつものスキルの習熟が必要だからです。

例えば、予備知識もなしにスキューバダイビングを装備を装着することが可能でしょうか?

また、スキューバダイビング中に行うと危険なことや、トラブルが発生した際の注意などの知識を持っているでしょうか?

これらの知識や技術無しにスキューバダイビングを行う事は非常に危険な行為です。

このような事故を未然に防ぐために、スキューバダイビング用のライセンスは存在するのです。

このスキューバダイビング用のライセンスはCカードと呼ばれているもので、このライセンスを所持しているということはスキューバダイビングに必要なスキルを習熟したという証明になります。

これはダイビングを指導する団体が発行しているライセンスなので、法的には所持していない状態でスキューバダイビングを行っても違法にはなりません。

しかしながら、もしもライセンスで証明されるような知識なしでスキューバダイビングを行えば、自身だけではなく他のダイバーへも迷惑がかかるという問題もあるので、ライセンス無しでスキューバダイビング用の装備を購入しようとしても断られるでしょう。

また、海外ではライセンス無しで行うスキューバダイビングを行うと法的に訴えられる国もあるので、ライセンスは必ず取得しましょう。

たしかに、ライセンスを取得することは面倒なのかもしれません。

ですが、そのライセンスこそ、スキューバダイビングの世界への招待状なのです。

そのライセンスを手にした時、あなたのスキューバダイビング生活は本当に始まります。

リゾートダイバーで贅沢ダイビング!

私が初めてダイビングを経験したのはサイパンです。

エメラルドグリーンの海で、まずは体験ダイビングに挑戦しました。

開放的な南国の雰囲気で、水深一メートルほどの場所を潜りましたが、キラキラした小さな魚たちに感動しました。

魚との距離はすごく近くて、水族館では味わえない興奮です。

ショップの方にも勧められ、予定を変更して次の日は、スクーバダイビングの講習を受けることにしました。

前夜ホテルでテスト勉強し、プールでの講習、ラウラウビーチでの講習とスキルチェックの後、スクーバダイビングの認定をもらいました。

一年以内に追加講習を受ければ、オープンウォーターダイビングの資格にグレードアップできるとの事で、正月明けに南紀で講習を受けましたが、寒がりな私には、大変つらい講習となってしまいました。

サイパンでの明るい海が忘れられず、すぐにまたサイパンに行き、グロットなどを潜りました。

たったダイビング経験四本でのグロットは、無謀でした。

台風接近の中、スタッフ・熟練されたゲストさん方に支えられ、何とか潜りました。

タンクを背負って、あの長い階段を登るつらさは、今でも鮮明に覚えています。

でもやはり、リゾートダイビングは、温かいし快適だと、改めて思いました。

その後海外では、グアム・エジプトを潜りましたが、エジプト、シャム エル シークの海が、最もエキサイティングでした。

ボートからエントリーした途端に、いくつもの魚群に囲まれ、どこを見ていいのか、嬉しい悲鳴を上げてしまうほどです。

情勢が安定すれば、また行ってみたい海のひとつでもあります。

世界観も広がって楽しいスキューバダイビングの魅力

スキューバダイビングは海の中という非日常を体験することができるとても楽しいものです。

夏になるとスキューバダイビングに挑戦したくなる人も多いと思います。

スキューバダイビングの楽しいところは、同じように海に潜ってもその時の運によって出会える海の生物が違ったり、海によって違う魚に出会えることだと思います。

海によって違う世界が広がっているので、スキューバダイビングは飽きずに楽しむことができるマリンスポーツです。

スキューバダイビングを体験する前にはきちんとした知識を持つことや、インストラクターの話を聞くことがとても大切です。

危険な状況を避ければスキューバダイビングはとても魅力的なものですし、一度行けばきっとハマってしまうものだと思います。

スキューバダイビングが気に入ったら、ライセンスを取得することをお勧めします。

ライセンスを取得すれば、更に正しい知識を持ってスキューバダイビングを趣味として楽しむことができるようになります。

また、ダイビングスクールでは定期的にダイビングツアーを開催しています。

そのようなツアーに参加することで、スキューバダイビングという共通の趣味を持った友達を作ることもできます。

スキューバダイビングは行けば行く程、海が大好きになるものです。

普通に生活しているだけでは知ることのできなかった海の魅力に気付くことができ、自分自身の世界観や視野を広げることもできるので、スキューバダイビングに挑戦してみたいと考えている人は是非挑戦してみてください。

スキューバダイビングとは

スキューバダイビングは空気をタンクから補充して行うダイビング法で、一時間単位での潜水を可能にするダイビング法です。

長時間の潜水が可能なため、海や湖でダイビングを行う目的でスキューバダイビングを習得する人も多いです。

そこで、このスキューバダイビングを会得する上でいくつかの重要になる項目を説明していこうと思います。

このスキューバダイビングで一番重要となる技術は「呼吸法」です。

スキューバダイビングはタンクから補給される空気を肺までしっかりと届ける呼吸法を行わなければなりません。

そのため、スキューバダイビングを行う場合は、肺までしっかりと届く「深い呼吸」を行う必要があります。

また、水中ではタンク内の空気が文字通りの命綱となるために、タンク内の空気残量は常に把握しておく必要があります。

その次に重要になるのは「中性浮力」です。

この中性浮力とは、人体の重さと浮力を調整し、水と比重に合わせた浮力のことで、この中性浮力を維持することで、水中を格段に楽に移動することが可能になります。

この中性浮力の調整を行う事で、あのスキューバダイビングでよく見ることができる独特の水中での浮遊感を得る事ができるのです。

二つほど重要な言葉を説明してきましたが、次は始め方について説明をします。

さて、スキューバダイビングを始めたい場合は、どうすればいいのでしょうか?

スキューバダイビングを始めるには、まず講習を受けて知識を会得し、スキルを磨く必要があります。

スキューバダイビングの練習にはプールが利用され、危険性が少ない場所で練習を行うことが出来ます。

そして、これらの講習を乗り越えてライセンスを手にした時、あなたのスキューバダイビングは始まるのです。